BMWグループ、純利益は約3.6倍に 2022年第1四半期決算

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BMWグループ(BMW Group)は5月5日、2022年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。およそ3.6倍の増益を達成している。

同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の総売上高は、311億4200万ユーロ(約4兆2855億円)。前年同期の267億7800万ユーロに対して、16.3%増と3年連続で前年実績を上回った。

また、第1四半期の純利益は、101億8500万ユーロ(約1兆4015億円)。前年同期の28億3300万ユーロに対して、およそ3.6倍の増益を達成している。

第1四半期の世界新車販売台数は59万6907台。前年同期比は6.2%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。全販売台数59万6907台のうち、BMWブランドは51万9796台を占めた。前年同期比は7.3%減と、2年ぶりのマイナスとなった。そんな中、『4シリーズ』の販売実績は2万7704台で、前年同期に対して、ほぼ2倍と伸びている。

グループ全体の第1四半期の市場別実績は、中国が20万8507台。前年同期比は9.2%減とマイナスに転じた。中国を含めたアジア全体でも、7.9%減の26万4235台と後退する。日本は第1四半期、BMWブランド単独で7579台を登録。前年同期比は23.2%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

米国は、前年同期比3.7%増の8万0590台と、2年連続のプラス。欧州は22万0076台。前年同期比は7.8%減と、マイナスに転じている。このうち、ドイツは6万1552台にとどまり、前年同期比は9.4%減と引き続き落ち込んでいる。


《森脇稔》

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