東北で最大震度6強…東北新幹線が脱線、宮城県内の鉄道が麻痺状態に 3月16日の福島県沖地震

脱線したH5系(奥)とE6系(手前)の併結編成。H5系は10両編成4本しかないため、保有するJR北海道にとっては痛手だ。
  • 脱線したH5系(奥)とE6系(手前)の併結編成。H5系は10両編成4本しかないため、保有するJR北海道にとっては痛手だ。
  • 麻痺状態となっている宮城県内のJR線。写真は東北本線の仙台圏で運用されているE721系。東北本線一ノ関。2019年12月29日。
  • 東北新幹線に併結される山形新幹線『つばさ』も再開の目途が立っていない。
  • 設備の安全確認のため運休している仙台空港鉄道。2007年5月30日。仙台空港アクセス線仙台空港駅。

3月16日23時36分頃に発生した、福島県沖を震源とした最大震度6強・マグニチュード7.3の地震(福島県沖地震)により、宮城県内を中心とした鉄道が麻痺状態に陥っている(情報は3月17日11時55分までのもの)

東北新幹線では、白石蔵王駅(宮城県白石市)の2km手前で『やまびこ223号』が激しい縦揺れを受けて、H5系とE6系による17両編成中16両が脱線。乗客・乗員78人が車内に閉じ込められたが、3月17日4時過ぎに全員が救出されたという。

同編成は現在も高架橋上で立ち往生したままになっており、3月17日の東北新幹線は那須塩原~盛岡間が終日運休に。東京~那須塩原間と盛岡~新青森間は大幅に減便しての運行となっている。東京~福島間で東北新幹線に併結される山形新幹線『つばさ』も再開の目途が立っていない。

激しく損傷した東北新幹線の高架橋。

また、東京~盛岡間で東北新幹線に併結される秋田新幹線『こまち』は、盛岡~秋田間で大幅に減便して折返し運行中。新青森~新函館北斗間の北海道新幹線は下り1本・上り2本が運休しているが、それ以外は線内で折返し運行されている。

東北新幹線に併結される山形新幹線『つばさ』も再開の目途が立っていない。東北新幹線に併結される山形新幹線『つばさ』も再開の目途が立っていない。

在来線では、東北本線黒磯~北上間(仙石東北ラインを含む)、常磐線いわき~岩沼(仙台)間、仙石線(あおば通~石巻)、仙山線(仙台~北山形)、陸羽東線(小牛田~新庄)、陸羽西線(新庄~余目)、磐越西線郡山~会津若松間、磐越東線(郡山~いわき)、気仙沼線前谷地~柳津間、左沢線(北山形~左沢)、米坂線(米沢~坂町)、只見線会津若松~会津川口間、水郡線磐城石川~安積永盛(郡山)間、花輪線好摩~鹿角花輪間、山田線盛岡~川内間、北上線(北上~横手)で運行を見合わせている。

このうち東北本線は、信号装置が故障した松島~一ノ関間が終日運休に。東北本線一ノ関~北上間は14時30分頃から、花輪線、山田線、米坂線が13時頃から再開する見込み。

麻痺状態となっている宮城県内のJR線。写真は東北本線の仙台圏で運用されているE721系。東北本線一ノ関。2019年12月29日。麻痺状態となっている宮城県内のJR線。写真は東北本線の仙台圏で運用されているE721系。東北本線一ノ関。2019年12月29日。

一方、私鉄では、仙台空港鉄道(名取~仙台空港)、阿武隈急行福島~槻木間(線路異常が発生した福島~梁川間は終日運休)、仙台市営地下鉄全線が運行を見合わせている。

設備の安全確認のため運休している仙台空港鉄道。2007年5月30日。仙台空港アクセス線仙台空港駅。設備の安全確認のため運休している仙台空港鉄道。2007年5月30日。仙台空港アクセス線仙台空港駅。
《佐藤正樹》

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