『WRC9』日本コースの再現度はどれくらい? 編集部総出で現地取材をしたら様々な開発のこだわりが感じられた

『WRC9』日本コースの再現度はどれくらい?編集部総出で現地取材をしたら様々な開発のこだわりが感じられた
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みなさん、こんにちは!自動車ライターの伊藤梓です。普段は、自動車関連の記事を書いているのですが、実は自動車だけではなくゲームも大好きです。私自身、レースを観戦したり、自分で参戦することもあって、特に本格的なレースゲームに興味があり、自分でもよくプレイしています。

筆者の伊藤梓さん

最近では、2021年9月に発売された『WRC9 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ』(以下『WRC9』)に注目しています!『WRC9』は、最も権威のある世界ラリー選手権である「WRC(世界ラリー選手権)」の公式ライセンスを取得しているというゲームだけあって、内容も本格的。そして、今回から日本のコースが追加されたことで、日本のプレイヤーもグッと興味を持ちやすくなったのではないでしょうか。

そして本日1月27日には、本作のニンテンドースイッチ版も発売されます。じっくり腰を据えてプレイするのもレースゲームの醍醐味ですが、手軽に場所を選ばずポータブルで『WRC9』をプレイできるのがいまからとっても楽しみです。

「せっかくポータブルで遊べるなら……!」と、今回は実際に『WRC9』のコースになっている、愛知県・岐阜県の岡崎、長久手、新城、設楽周辺を訪れて、どれだけその雰囲気が再現されているのかを見に行ってみることにしました!

そもそもラリーって……何!?

そもそもラリーという競技を知らない人もいると思うので、まずは簡単な説明からしていきましょう。自動車レースには様々なものがありますが、ラリーは、サーキットなどの決まった場所を走るのではなく、一般の人も使うような公道でレースが行われるところが特徴です。

豆知識:ゲーマーも知っておきたい自動車レースの種類

F1

その他の有名なレースとしては、F1をご存知の方は多いのではないでしょうか?ドライバーとタイヤがむき出しになっているレーシングカーを「フォーミュラ」と呼びますが、そのトップカテゴリがF1(フォーミュラ1)になります。その下位カテゴリにF2やF3、日本ではスーパーフォーミュラというレースがあり、F1に上がるべく戦っているドライバーがたくさんいます。ラリーで言えばそのトップカテゴリがWRCになるわけですね。

耐久レース

ラリーと少し似ている性質を持っているのが、耐久レースです。その名前の通り、長時間に及ぶハードなレースをすることで、順位を争うだけではなく、クルマの耐久性や信頼性を示したり、クルマの新しい技術をテストするという一面もあります。有名な耐久レースで言えば、近年トヨタが連覇を果たしている「ル・マン24時間レース」などがあります。24時間全開走行で他車とバトルし続けるため、ドライバーだけではなく、チームのエンジニアやメカニックなどチームに関わる人たち全てにとって過酷なレースになるので、勝った時の喜びもひとしお。

そういった意味では、ラリーも様々な条件の道を走るので、クルマの信頼性や4WDの性能を示すにはうってつけのレースでもあります。林道やオフロード、雪道、さらには実際に人が住んでいる家と家の間の狭い道など、「こんなところをこんな速度で走るの?!」というダイナミックな走りを間近で見られるのが醍醐味です。

ラリーは、このように公道を走ることもあって、地域の協力が欠かせません。日本では、地方の自然豊かな地域で行われることが多く、レースが開催されることで観光客も増え、地域活性化につながることも期待されています。ラリーは、地域密着型で、観客として行っても観光を楽しむこともできるし、誰にでも身近に感じられるレースとも言えますね。

実は、私自身もローカルなレースではありますが、ラリー経験者です。ラリーは、運転をするドライバーと、道案内やドライビングをサポートするコ・ドライバーのふたりで出場するのが基本。なので、凄腕のドライビングテクニックがなくても、コ・ドライバーとしてレースに出られるのがラリーの面白さのひとつです(もちろんコ・ドライバーにも技術が必要ですが)。

▲現地取材でもラリーで盛り上がる様子が確認できた

そして、WRCは、ラリーのなかでも世界的に最も権威あるレースです。2020年には、約10年ぶりに日本でもWRCが開催されるということで盛り上がった!……のですが残念ながら、2020、2021年ともにコロナ禍によって日本ラウンドは中止……。「日本で開催されなくて悲しいなぁ」と落ち込んでいたわけですが、本作には開催予定だった日本ラウンドの地域がしっかりと収録されていて、ラリーファンとしては感涙ものです。(そして2022年こそ、日本でも開催されることを祈るばかりです!)

『WRC9』と実際の街並みはそっくり?!

『WRC9』の日本コースを走ってみると、森や川などがあり自然豊かで、どこか懐かしい日本の風景が見られます。私は、愛知県新城市や恵那市などで行われたラリーへ参加したことがあるのですが、確かにそこで見た風景にとても似ているなと思いました。

「実際はどのあたりの場所を参考にしているのだろう?」と、ストリートビューと照らし合わせたり、知人のラリー関係者の方にも話を聞いて、細かい位置を検証。どうやら、WRC9に収録されている岡崎、長久手、新城、設楽は、愛知県豊田市にある三河湖周辺にとても似ている様子。早速その付近を探索してみようとクルマを走らせてみました。

まず、『WRC9』内で一番のランドマークになっていたダムの探索から。三河湖の周辺にあるダムを調べてみると、「羽布(はぶ)ダム」というダムを見つけました。三河湖のまわりを走って、近くの駐車場にクルマを停めると、遠くに大きな羽布ダムが見えます。WRC9のスクリーンショットと見比べてみると、細かい作りの造形もそっくり!あくまで予想ではありますが、実際のWRCのラリーで舞台となる場所が再現されているようです。

岡崎のスタート地点ととても似ている道も見つけました。もちろん現実の道とゲーム内の道がすべて一致しているわけではないですが、実際と似ている風景を上手く組み合わせることで日本でのラリーの雰囲気がとてもリアルに再現されています。

WRC9内で観客がたくさんいるエリアに特徴的な建物があったので、実際に三河湖周辺で探してみると、同じような形の「三河湖観光センター」を発見!ここでは、三河湖を一望しながら、名物の五平餅やどて煮、ダムカレーなどを美味しくいただきました。『WRC9』でも日本のラリーの雰囲気をたっぷり感じられますが、実際に訪れてみると、その土地の味覚も味わえるところは直接訪れた特権ですね。

WRC9内では、橋がかかった神社を見つけましたが、ここはぴったり一致するところは見つけられず……。ただ、WRCが開催されなかった代わりに行われた「セントラルラリー」の舞台にもなった熊野神社が近くにあったので訪れてみました。実際には、この神社の前をラリーカーがレーシングスピードで駆け抜ける大迫力のレースになったようです。こういった神社などの日本らしいモチーフが取り入れられているところも素敵ですね。

▲今回取材した三河湖周辺の実際のレースの様子
▲別視点から見るとこんな感じ

他にも似ている場所を見つけては、「WRC9と雰囲気がそっくり!」と実感することができました。実際の道を走ってみると、林道は木が生い茂っていてまわりの景色が見づらかったところもあるのですが、WRC9では景色がよく見えるように木が間引かれていたり、木々の葉が綺麗に色づいていたり、リアル以上にその土地の美しさが表現されているように感じました。

リアルさと楽しさが追求されているWRC9

実際に現地に赴いて、『WRC9』のゲーム画面と照らし合わせることで、よりそのリアルな空気感を感じることができました。開発によると、コロナ禍の影響もありデスクリサーチを中心に日本コースを開発したということですが、リアルな雰囲気をしっかり再現しながらも、ゲームとしても綿密なシステム調整によって、レースゲーム経験者でも初心者でも楽しめる作品になっています。残念ながら、本物のWRCはまだ開催できていませんが、ゲーム内でそれを擬似体験できることがファンとしてはとても嬉しかったです。

もちろん『WRC9』では、景色の綺麗さだけではなく、ラリーらしいダイナミックな走りを楽しめます!ラリーという競技では、大迫力のレースが繰り広げられるので、モータースポーツを知らない人でも大興奮できますが、実はドライビングはとても繊細なコントロールで成り立っています。ちょっとしたミスが命取りになることも……。

『WRC9』ではそれが絶妙に再現されていると感じました。練習すればまるでプロのドライバーのようにかっこよく運転できるし、「こんな風に運転したい!」という気持ちを上手くアシストしてくれます。特に急カーブなどを曲がる時などは、クルマが簡単にドリフト体勢に入ってくれるので、ドリフトしたままそのコーナーをダイナミックに駆け抜ける!なんてことも、初心者でもできてしまいます。

リプレイ映像なども、過酷なコースやレーシングカーの走りがよりかっこよく映るように空撮で追いかけてくれたり、緊迫感が伝わってくる車内のコックピットの様子も見られたりと、よりリアルな体験を『WRC9』内で体感することができました。

さらには、レーシングチームの本格的な育成や運営もやり込むことができるので、ラリーファンも、ラリーを知らない方でもハマれること間違いなしです!ぜひ『WRC9』でリアルなラリーの世界を体感してみてくださいね。

『WRC9』公式サイトはこちら!

【製品概要】

  • 作品名:WRC9 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ

  • プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/ニンテンドースイッチ

  • 発売日:ニンテンドースイッチ版:2022年1月27日(木)
        PS5/PS4版:発売中

  • ​販売価格

    • ニンテンドースイッチ パッケージ版:6,578円 (税込)/ダウンロード版:5,980円(税込)

    • PS5/PS4 パッケージ版:5,478円 (税込)/ダウンロード版:4,980円(税込)

  • ジャンル:ラリーレーシング

  • 対象年齢:CERO A(全年齢対象)

  • プレイ人数

    • ニンテンドースイッチ:オフライン 1人/オンライン 最大8人
      ※スイッチ版のオンライン機能はアップデートパッチにて実装予定

    • PS5/PS4:オフライン 1~2人/オンライン 最大8人

  • 販売元:株式会社オーイズミ・アミュージオ

  • 公式サイト:http://www.o-amuzio.co.jp/games/wrc9/

  • 公式Twitter:https://twitter.com/oizumiamuzio

権利表記
© 2021 A videogame published by Nacon and developed by Kylotonn Racing Games. Licensed to and published in Japan by Oizumi Amuzio Inc. An official product of the FIA World Rally Championship, under the license of the WRC Promoter GmbH and the Fédération Internationale de l'Automobile. The manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners."WRC" and the WRC logo are registered trademarks of the Fédération Internationale de l'Automobile. All rights reserved.

※ UPDATE(2022/01/27 15:00):誤字及び製品情報を追記しました。

《伊藤 梓@INSIDE》

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