GMは1月25日、新世代EV向けの新たなバッテリー工場を、米国ミシガン州ランシングに建設すると発表した。
GMの新世代EVは、GMのEV商品戦略の中心となる「アルティアム」バッテリープラットフォームをベースに開発される。アルティウムバッテリープラットフォームには、共通の車両アーキテクチャに加えて、バッテリーセル、バッテリーモジュール、バッテリーパック、ドライブユニット、EVモーター、統合パワーエレクトロニクスなどのコンポーネントが含まれており、EV生産の基盤となっている。
GMは、アルティアムバッテリープラットフォームを通じて、機械、工具、組立工程の共通化と合理化を図ることで、車両組み立て工場のネットワーク全体でバリューチェーンの戦略的シフトを追求している。このような柔軟性によって、組み立て工場でさらなる改修が行われた場合でも、設備投資を抑え、より効率的な対応が可能になるという。
GMは、新世代EV向けの新たなバッテリー工場を米国ミシガン州ランシングに建設する。新工場は、GMとLGエナジーソリューションの合弁会社、アルティウムセルの工場となり、建設には26億ドルを投資する。
アルティアムバッテリーは、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができる。GMは、アルティウムバッテリーの蓄電容量が50~200kWhで、航続はフル充電で最大724km以上、0~96km/h加速は最速で約3秒を想定している。