供用前の新東名で自動運転の実証実験…路車間通信 2023年度

路車間通信技術を用いた高速道路の高度化イメージ
  • 路車間通信技術を用いた高速道路の高度化イメージ
  • 実験区間
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NEXCO中日本は自動運転社会の実現に向けて、新東名高速道路の建設中区間で実施する、路車間通信(V2I)を活用した実証実験に参画する共同実験者を公募する。12月22日に発表した。

実証実験は建設中で未供用区間である新東名高速道路・新秦野IC~新御殿場ICのうち、静岡県内の一部区間約4kmの区間で、V2Iを活用することで安全、安心、快適な走行空間を確保できるかを検証する。また高速道路上において、コネクテッド車と非コネクテッド車との混在を想定しての、高速道路の高度化メニューや、新規ビジネスの創出も検討する。

具体的には路上障害情報の後続車への提供や路面状況や走行環境に応じた最適な速度情報の提供、車載センサーを活用した維持管理情報や運行支援情報等の収集・提供、コネクテッド車の緊急停止時における遠隔監視、操作など、7つのユースケースを実証する。

実験期間は、2023年度に1カ月程度を想定している。実験区間は、新東名高速道路の建設中の一部区間だ。実験時において、本体構造物及び仮設の高速道路設備(舗装、区画線、照明等)は完成しており、実験車両は走行可能な状況だが、開業中の区間に標準的に整備されている以下の設備:CCTV設備、交通量計測設備、気象観測設備などの情報収集系設備、道路管制センターとの接続など情報処理設備、道路情報板、路車間通信設備など情報提供系設備は整備前。

将来のサービス運用を目指して実証実験の実施や検証に参画する企業・団体を公募する。

《レスポンス編集部》

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