日本ミシュランタイヤは、商用車用タイヤの点検作業をDX化した「ミシュラン タイヤケア」の提供を12月16日から開始する。
ミシュランは、富士運輸のグループ会社であるドコマップジャパンとミシュランレスキューネットワーク(MRN)のプロセスを効率化するデジタルアプリケーション「MRN GO」を共同開発し、2021年11月1日から提供開始。ミシュラン タイヤケアは、MRN GOに続くデジタルソリューションとなる。
ミシュラン タイヤケアは、測定機器とアプリケーションを使用してタイヤ点検を実施し、自動作成される点検レポートからメンテナンス時期などを予測することでタイヤマネージメントを可視化する。
タイヤ点検はタイヤ溝測定器・空気圧測定器を使って実施。スマートフォンまたはタブレットとBluetoothで繋いでアプリケーションを起動しタイヤ点検データを記録する。電子メールやオンラインにアクセスして得られるタイヤ点検結果により、タイヤ交換や空気圧調整など、車両毎に必要なメンテナンス一覧を表示。空気圧や残溝のしきい値を設定することで警告を表示し、タイヤのメンテナンス時期を予測できる。
これまで手動で行われてきたタイヤ点検とレポーティングがDX化されることで、運輸事業者はメンテナンスの予測が可能となり、タイヤ点検作業の省力化、タイヤ起因によるトラブルの未然防止、タイヤ使用本数を最適化。ドライバーのみならず、車両整備士も深刻な人手不足が問題となっている運輸事業者の生産性を拡大し、安全性と収益性の向上につなげていく。