「無観客」という異例ずくめの「東京五輪・パラリンピック」が強行開催された令和3年(2021年)もあと数日で師走に入る。秋以降、恐れていたデルタ株がひとまず落ち着き、緊急事態宣言が解除され、大規模イベントの人数制限も撤廃された。
この時期、企業や親しい友人たちの間では、今年1年の嫌なことや、苦しかったことを忘れて、新たな気持ちで新年を迎えようと、酒を酌み交わしてどんちゃん騒ぎする「忘年会」シーズンの到来でもある。
そんな中、酒を飲みながら職場の仲間と親交を深めるいわゆる「飲みニケーション」の支持率が急落しているという。きょうの日経が社会面で取り上げているが、日本生命保険の調査では「不要」との回答が6割以上に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回ったそうだ。
調査は10月1~13日にインターネット上で実施し、男女7774人が回答。飲みニケーションに消極的だった人のうち、「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%。不要と考える理由は「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が30%、「お酒が好きではない」が22%だったという。
また、年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の66%と若い世代ほど職場での飲み会を嫌う傾向があるようだ。
また、ニッセイ基礎研究所の分析では「コロナ禍で会食できなくなり、お酒を介してコミュニケーションすることに疑問を抱く人が増えた。が、収束してコロナ前のように会食できるようになれば再評価されるだろう」とも伝えている。
2021年11月25日付
●石油強調放出を表明、政府価格抑制、効果限定的か(読売・1面)
●米にサムスン半導体工場、投資2兆円供給網強化狙う(読売・7面)
●都、企業に「電動車」義務化案、27年3月達成目指す、タクシーなど乗用車2割以上に(読売・32面)
●社説、米自動車問題、「撤廃前提」の答弁守れ(朝日・12面)
●東京6年連続3位、世界都市ランク(東京・3面)
●スズキEV、国内100万円台、軽自動車、インドに続き25年までに、鈴木社長に聞く(日経・19面)
●ANA、転換社債1500億円、ユーロ円建て、財務基盤を強化(日経・19面)
●中部経済特集、トヨタ、挽回生産を加速、今期目標900万台達成へ(日経・33面)
●飲みニケーション「不要」が6割、コロナ禍で意識変化(日経・46面)