紀勢本線のサイクルトレイン、通年実施へ…実証実験中、9割近くが「満足」 12月1日から

実証実験中の9月1日~11月15日は、半数以上の利用者が和歌山県在住者で、ほとんどがサイクリング目的だったという、きのくに線サイクルトレイン。
  • 実証実験中の9月1日~11月15日は、半数以上の利用者が和歌山県在住者で、ほとんどがサイクリング目的だったという、きのくに線サイクルトレイン。
  • ホーム上でのきのくに線サイクルトレイン利用イメージ。

JR西日本和歌山支社は11月24日、紀勢本線(きのくに線)のサイクルトレインを12月1日から通年実施すると発表した。

このサイクルトレインは「『サイクリング王国わかやま』の環境をより充実させ、サイクリング推進によるきのくに線のご利用の促進を図るため」として、9月1日から紀伊田辺~新宮間の普通列車で実証実験が行なわれてきた。

その間、11月15日までの利用者数は1004人に上り、1日あたりでは最大59人の利用があった。また、利用者アンケートでは5段階の満足度で4と5が89%を占める良好な結果となった。

JR西日本和歌山支社ではこれらの結果を踏まえ、実証実験中、トラブルや混乱もなく、利用者からの継続の要望が高かったとして、通年実施に踏み切ることになった。

実証実験中は、終日、自転車を持ち込める日が土休日のみで、平日は9~17時の持込みに限られていたが、通年実施では要望を受けて平日が9時~終電の持込みに変更される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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