スズキは、9月7日に開幕した「カンヌ国際ボートショー」にて、新型マリン用品を発表した。
スズキは同ショーにて、電子スロットル&シフトシステムの新型「スズキ・プレシジョンコントロール」、ワンプッシュでエンジンを始動できる新型「キーレススタートシステム」を発表。また、ソフトウェアをバージョンアップした液晶カラーディスプレイ「スズキ・マルチファンクションゲージ」も同時に発表した。
新型スズキ・プレシジョンコントロール
スズキ・プレシジョンコントロールは、スロットル開度やシフト位置(前進、後退等)を電子制御する電子スロットル&シフトシステム。シングルトップマウント型、デュアルトップマウント型、フラッシュマウント(横埋め込み)型の3種類をラインアップ。今回、機能とデザインを刷新した。
ボート1艇に複数の船外機を搭載(多機掛)する際に使用する2本のレバーを備えたデュアルトップマウント型リモコンで、同時に操作できる船外機の数を従来の4機から6機に増やした。さらに、左舷側のレバーだけで、搭載したすべての船外機を操作できる「1レバーモード」をスズキ初採用し、操作性を向上。走行中の船外機の上下の傾きを最適な角度に自動制御するオートトリムをスズキ初採用し、より快適で燃費効率の良い走行を可能とした。リモコン、スイッチパネル等は黒を基調とした統一感のあるデザインとした。
キーレススタートシステム
携帯キーを所持していれば、ワンプッシュでエンジンの始動が可能なキーレススタートシステムを船外機で初採用。取付用のねじが見えないすっきりとしたデザインとしたほか、様々なボートの操作盤のレイアウトに対応できるよう、スイッチ形状の種類を、縦、横、セパレートの3タイプから選択可能とした。
スズキ・マルチファンクションゲージ
エンジン回転数やシフト位置など、船の操縦に必要な情報を表示する液晶カラーディスプレイのソフトウェアをバージョンアップ。オートトリム機能、新型「キーレススタートシステム」に対応。メニュー画面の表示言語は、日本語を含む14言語を表示可能とした。