フォルクスワーゲングループのトラック&バス部門のトレイトン(TRATON)は8月31日、商用車メーカーのMANを完全子会社化した、と発表した。
これによりトレイトンは、MANをはじめ、スカニアやナビスターを傘下に擁し、世界をリードする商用車メーカーとしての基盤を強化する。トレイトングループの商品ラインナップは、小型商用車、トラック、バスをカバーする。
トレイトンがMANを完全子会社化したことを受けて、MANは法人としての活動を停止した。MANの株式は間もなく、上場廃止となる予定だ。
これにより、トレイトンはグループの全体的な構造をさらに効率的にし、意思決定をより迅速に行い、コストを削減することが可能になるという。
トレイトングループは、製品、サービス、そして顧客のパートナーとして、輸送の改革を目指していく、としている。