JR西日本は7月28日、ダイヤ改正を10月2日に実施すると発表した。
今回の改正は新型コロナウイルスの感染拡大に伴なう利用者減を睨み、「コロナ前の水準には戻らないこと」を前提に列車の「構造改革」を行なうとした改正で、列車本数と利用状況の乖離が大きいとする21線区で、昼間時間帯を中心に合計127本の列車を減便する。
減便本数は、近畿エリアの北陸本線(琵琶湖線)米原~長浜間が10本、東海道本線(JR京都線)京都~高槻間が16本、山陽本線(JR神戸線)須磨~西明石間が8本、山陽本線相生~上郡間が10本、山陽本線・赤穂線姫路~播州赤穂間が8本、関西本線(大和路線)奈良~加茂間が8本。
このうち、東海道・山陽本線のJR京都線やJR神戸線区間では土休日のみ減便され、高槻~京都間では10~13時台と15時台の普通が1時間あたり8本から4本、西明石~須磨間では10~11時台の普通が1時間あたり8本から4本となる。
その他の近畿エリアでは北陸本線(琵琶湖線)米原~長浜間、山陽本線上郡~姫路間、赤穂線相生~播州赤穂間、関西本線(大和路線)奈良~加茂間が日中時間帯で現行より1時間あたり1本減となる。
近畿エリア以外では、北陸エリアの小浜線・越美北線が計11本、北近畿エリアの山陰本線が5本、南紀エリアの紀勢本線(きのくに線)・和歌山線が計14本、瀬戸内エリアの山陽・瀬戸大橋・津山・吉備(桃太郎)・福塩線が計17本、山陰エリアの山陰・伯備・因美・境・芸備線が計20本の減便となる。