役員報酬1億円プレーヤー…トップ企業は日立の15人、トヨタは7人でベスト10入り[新聞ウォッチ]

ホームランダービーに出場したエンゼルスの大谷翔平選手(7月12日)
  • ホームランダービーに出場したエンゼルスの大谷翔平選手(7月12日)
  • トヨタのルロワ元取締役

「すごく疲れた。いい経験になった」。米大リーグのオールスター戦前日の恒例の本塁打競争に日本人選手として初めて出場したエンゼルスの大谷翔平選手。

ホームランの数では1回戦で再延長にもつれ込む熱戦の末に敗れたが、日本での“お茶の間観戦”でも強打者が豪快な打球を連発する夢のショウタイムを満喫させてくれた。

その大谷選手はきょうのオールスター戦では、1番・指名打者に加え、先発投手としても“二刀流”で出場するという。

大リーグの熱狂はともかく、企業での本塁打王などの強打者といえば、報酬額が1億円を超えるプレーヤーだが、2021年3月期に1億円以上の報酬を得た上場企業の役員が544人と2年ぶりに増加したという。

6月末までに公表された各社の有価証券報告書を東京商工リサーチが集計したもので、きょうの日経が取り上げている。それによると、会社別では日立製作所が15人でトップ、2位が三菱UFJファイナンスグループの11人、3位が三井物産と大和証券グルーブの9人。トヨタ自動車はソニーグループや三菱電機などともに7人で7位とベスト10入りしたという。

個人ではソフトバンクグループ(SBG)の取締役だった英アームのサイモン・シガース最高経営責任者の18億8200万円がトップ。トヨタ自動車の取締役だったディディエ・ルロワ氏が14億5100万円で4位。日本人トップはソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長で12億5300万円と全体の5位だったそうだ。

ちなみに、トヨタの7人は、ルロワ氏のほかに、豊田章男社長(4億4200億円)、ジェームス・カフナー取締役(2億8400万円)、内山田竹志会長(2億2200万円)、早川茂副会長(1億4000万円)、寺師茂樹エクゼクティブフェロー(1億3800万円)、そして小林耕士執行役員(1億3400万円)が“億万長者”となっている。

2021年7月14日付

●東北新幹線の増便取りやめ、五輪期間中(読売・35面)

●米グーグル、日本で決済強化、アプリ運営会社買収(朝日・7面)

●三菱電機社長「現場の事実、出して」検査不正、辞任控え社内へメッセージ(朝日・7面)

●チーム戦で技術開発、日野自動車・小木曽聡社長(毎日・6面)

●大谷「特需」スポーンサー歓喜、株価1か月で5割高騰も(産経・10面)

●「ステイホームオリンピック」提唱、都医師会会長、家族らとテレビ観戦を(東京・16面)

●鉄道1900キロ土砂災害リスク、本社調査、警戒区域重なる、豪雨頻発復旧費重く(日経・1面)

●報酬1億円以上、日立15人(日経・16面)

●中国大手とEV電池工場、VW、独で25年から生産(日経・17面)

●電動ボード悪質運転増加、無免許やノーヘル、人身事故も(日経・36面)

《福田俊之》

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