2月の新車総販売は0.5%増…半導体影響も5か月連続プラス

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日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が3月1日に発表した2021年2月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比0.5%増の43万2299台となった。半導体不足の影響が出たものの咋年10月から5か月連続で増加した。

総台数のうち登録車は2.2%減の26万2372台となり、5か月ぶりに前年を割り込んだ。半導体不足による減産影響が販売に反映されてきた。日本の乗用車メーカーのブランド別では、その影響を受けなかったトヨタ、三菱、スズキのみが前年を上回った。2月13日の福島県沖地震に伴う部品調達の生産影響はまだ顕著には出ていない。

減産が多めだったホンダは14.6%減、日産は13.5%減、さらにSUBARU(スバル)は11.0%減といずれも2ケタのマイナスだった。新モデル効果が持続しているトヨタ(レクサス含む)は5.0%増の13万4499台となり、5か月連続でプラスを確保した。同月の登録車シェアは51.3%と咋年9月から6か月連続で過半数を維持している。

軽自動車は半導体不足の生産影響が軽微で、2月の販売は5.0%増の16万9927台と、5か月連続の伸びとなった。メーカー別では、ホンダ(13.0%減)を除いて全社が前年を上回り、上位のスズキ(11.0%増)、ダイハツ(5.5%増)が好調だったほか、日産(12.9%増)や三菱(16.6%増)も大きく伸ばした。

販売シェはスズキが31.0%となり、5か月ぶりの首位に立った。2位ダイハツは30.3%、3位のホンダは17.9%と続いている。

《池原照雄》

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