遅延列車も予約できる…東海道・山陽新幹線のEXサービスが交通系ICカードの単独利用にも対応 2021年3月6日から

ネット予約・チケットレスサービスが改良される東海道・山陽新幹線。
  • ネット予約・チケットレスサービスが改良される東海道・山陽新幹線。
  • 東京駅のEXサービス用IC専用改札。2021年3月には交通系ICカードを登録しておけば、新幹線専用ICカードと交通系ICカードを重ねてタッチするという手間を省けるほか、モバイルSuicaやモバイルPASMOだけでも入場できるようになる。
  • 交通系ICカードの登録手順。エクスプレス予約の会員なら最初の登録だけで利用できる。
  • QRコード対応の手順。改札機にQRコードをかざすと、予約内容を記載した「EXご利用票」が発行される。在来線と新幹線を乗り換える際は、QRコードと在来線の切符を併用して乗換改札機を利用できる。
  • EXアプリの遅延列車表示イメージ。遅延の状況が表示されるほか、10分以上の遅れが見込まれる場合は、同アプリの予約者へ所定発車時刻の1時間ほど前に通知される。
  • EXアプリでの遅延列車への変更も可能に。

JR東海とJR西日本は12月17日、東海道・山陽新幹線のEXサービス(エクスプレス予約、スマートEX)で、新たな機能を2021年3月6日5時30分から提供すると発表した。

現在、EXサービスを複数人(最大6人)で利用する場合は、切符を指定券券売機や受取専用機、窓口で受け取る必要があるが、各人の交通系ICカード(モバイルSuica、モバイルPASMOを含む)を登録することで、受取りなしで利用できるようになるほか、エクスプレス予約ではEX-ICカードなどの新幹線専用ICカードのほかに、交通系ICカードも単独で利用できるようになる。

これにより、指定券券売機や受取専用機での受取期間が、乗車日1カ月前以降から、乗車日7日前以降に短縮される。

このほか、発車していない遅延列車の予約や他列車からの変更が、予想発車時刻の5分前まで可能になるほか、訪日外国人向けに、交通系ICカードなしでもQRコードによりチケットレス利用が可能となるサービスも開始される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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