3000系へ「プレミアムカー」を導入…中之島線では終電繰上げも 京阪の1月31日ダイヤ変更

2021年1月31日の土休日ダイヤから「プレミアムカー」が6編成に連結される京阪3000系。
  • 2021年1月31日の土休日ダイヤから「プレミアムカー」が6編成に連結される京阪3000系。
  • 先発の8000系(右)と調和したデザインとなる3000系(左)のプレミアムカー。
  • 3000系プレミアムカーのデザイン。従来車は2+1列のセミクロスシートで、クロスシートは自動転換式となっている。
  • 3000系プレミアムカー(上)と8000系プレミアムカーの側面の違い。3000系は、扉周りの金色は8000系と共通だが、ベースとなる色は3000系の基本色である紺・白・銀を組み合わせたものとなる。扉は8000系は片開きだが、3000系では両開きとなる。
  • 3000系では8000系と異なり、エントランス部のガラス仕切り壁にも大型テーブルが設置される。
  • 寝屋川車両基地で整備中の3000系プレミアムカー。複層ガラスの層間に種別や行先などを表示する液晶ディスプレイを内蔵した「infoverre WindowシリーズBarタイプ」と呼ばれるガラスを採用。鉄道車両の車外向け窓用ガラスとして世界で初めての採用となり、車内の案内表示器にも使われる。
  • 全区間の最速所要時間が50分を切ることになった京阪の快速特急『洛楽』。

京阪電気鉄道(京阪)は12月4日、京阪線系統のダイヤを2021年1月31日(平日は2月1日)に変更すると発表した。特急の「プレミアムカー」が3000系にも導入される。

2+1列のリクライニングシートが並ぶ座席指定特別車両の「プレミアムカー」は、2017年8月から8000系の特急に導入。同車には改造車が充てられているが、3000系では新造され、8000系よりシートピッチが20mm拡大。クッションの改良により座り心地が向上する。

3000系への導入により、「プレミアムカー」を連結する編成は10本から16本に増え、原則として昼間の特急がすべて「プレミアムカー」連結となる。昼間以外でも連結列車が拡大され、全体の連結本数は、平日が69本増の177本、土休日が70本増の186本となる。

なお、土休日に運行される出町柳6時28分発と22時38分発の特急では「プレミアムカー」を連結するが、営業休止となり利用できない。

このほか、全車座席指定の「ライナー」列車を平日朝の三条→淀屋橋間に1本増発するとともに、夜間の時刻を変更。淀屋橋~出町柳間で朝夕に運行されている快速特急『洛楽』の所要時間を最大2分短縮し、最速48分に。特急も平日の昼間を中心に1分程度短縮する。

一方、深夜時間帯については、利用状況に応じた本数の見直しが行なわれ、京阪本線西三荘→樟葉間の最終連絡時刻が現行より10分繰り上がり、門真市発基準で0時10分となるほか、中之島線(天満橋~中之島)の終電が、天満橋発は現行より8分、中之島発は現行より6分繰り上がる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集