12月31日限りで熊谷方が廃止される秩父鉄道三ヶ尻線…11月28日から記念入場券を発売

緑の電気機関車が出入りしていた熊谷貨物ターミナル駅。
  • 緑の電気機関車が出入りしていた熊谷貨物ターミナル駅。
  • 熊谷貨物ターミナル駅の駅舎。
  • 高崎線沿いにある熊谷貨物ターミナル駅の構内。
  • 蒸機機関車や電気機関車の姿も見られた熊谷貨物ターミナル駅。
  • 「さよなら秩父鉄道熊谷貨物ターミナル駅記念乗車券~貨車ver~」は、アクリルキーホルダー型乗車券(熊谷~三峰口大人往復)と石炭輸送用貨車(ホッパ車)のオホキ10000形をイメージしたエコバッグがセットに。熊谷・秩父の各駅とちちてつe-shopで発売。売切れ次第終了となる。

秩父鉄道は、11月28日から三ヶ尻線熊谷貨物ターミナル~三ヶ尻間3.9kmの廃止を記念した乗車券を発売する。

三ヶ尻線は、埼玉県熊谷市内の熊谷貨物ターミナル駅と武川(たけかわ)駅を結ぶ営業距離7.6kmの貨物専用路線で、1979年10月に開業。三ヶ尻~武川間は秩父セメント(現・太平洋セメント)の専用線を転用して開業している。

開業当時の同線は、熊谷駅を国鉄との連絡駅として、三ヶ尻駅までセメント生成の燃料となる石炭を輸送していたが、1982年11月に開業した上越新幹線の建設に伴ない、連絡駅が1979年10月に新設された熊谷貨物ターミナル駅へ移され、同時に三ヶ尻線が開業した。

1987年4月のJR貨物移行後も石炭列車の連絡運輸は続けられていたが、2020年2月に終了。秩父鉄道では「今後は新たな貨物列車輸送を見込めない」「経年による設備の老朽化等による設備更新費用として多額の支出が見込まれる」として、翌3月に廃止手続きを開始することを発表し、9月には東武鉄道500系「リバティ」の甲種輸送をもって貨物列車の運行を終了。12月31日限りで正式に廃止されることになり、41年にわたり秩父鉄道の貨物拠点であった熊谷貨物ターミナル駅も姿を消す。

この廃止を記念した「さよなら秩父鉄道熊谷貨物ターミナル駅記念乗車券~貨車ver~」(1920円)は2021年3月31日まで発売。12月下旬からは準常備乗車券と熊谷貨物ターミナル駅などの貨物駅の入場記念証がセットになった「駅舎ver」も発売される予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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