EVの普及は車室内の静粛化をもたらし、自動運転技術の発達は人々に余裕ある移動体験を提供する。ヤマハはCASE時代の車室空間にてあるべきサウンドの形を追求。今回、“音楽が生まれた瞬間の感動を届けたい"という想いのもと「CLOSER TO THE ARTIST」 をユーザー体験に掲げ、音楽の世界に浸れるスピーカーシステムとアンプモジュールを開発した。
また、アンプモジュールに独自の加速音技術を搭載し、走りに連動した多様な加速音を提供する。車のコンセプトを徹底的にヒヤリングし、ヤマハエンジニアがシンセサイザーを使ってゼロから音源を制作。走行における音源再生プロセスでは、電子楽器で培った技術を応用し、アクセルペダルの動きや車の速度情報から波形データをつなぎ合わせ、シームレスな加速音を車の中に響かせる。さらに、無線通信でソフトウェアをアップデートする「OTA(Over The Air)」に対応。車を停めている間に、オーディオ設定データや加速音コンテンツをアップデートする。