自動車流通業界、新型コロナウイルス感染予防ガイドラインを策定

(イメージ)
  • (イメージ)

日本自動車販売協会連合会や日本中古自動車販売協会連合会(JU)などは、自動車販売(小売・卸売)業での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染予防対策ガイドラインをまとめた。

ガイドラインは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」などの決定事項を踏まえて策定したもので、各団体加盟の自動車販売(小売、卸売)事業者における新型コロナウイルス感染予防対策として実施すべき基本的事項について整理した。感染予防対策に関する共通事項、自動車小売に関する基本的な事項は日本自動車販売協会連合会をはじめとした小売関係団体が作成し、自動車卸売に関する固有の事項はオートオークション事業者団体が作成した。

店舗で徹底するべき対策として店舗の広さ、商品の配置状況を勘案し、必要に応じて入場制限(店舗全体、売り場単位)を行うなど、密集しない状況を確保する。顧客への商品説明の際、適度な間隔を保持し、密接な状況とならないよう配慮する。説明ブースはテーブルレイアウトなどをできる限り2メートルを目安に席間距離を確保し、対面で座らない工夫を行うよう努めることや、施設内、室内の空気循環を励行し、換気を定期的に行うこととしている。

顧客への名刺手渡し、業務上の名刺交換は極力控えることや、 登録書類、金銭を取り扱う場合、その都度、手洗い、手指の消毒をするを求めている。キッズコーナーは撤去し、利用する場合には使用の都度消毒する。試乗車を利用する場合、試乗中、従業員は後部座席に座り、窓を開けて車内換気し、試乗後はハンドル、ドアなど、車内外の衛生管理を行うなどとしている。

加盟事業者に対して、対処方針の趣旨・内容を理解した上で、ガイドラインに示された「感染防止のための基本的な考え方」「講じるべき具体的な対策」を踏まえ、様々な感染リスクに対して必要に応じて衛生委員会を開催し、個々の様態を考慮した創意工夫を図りながら、新型コロナウイルスの感染予防に取り組むよう求めている。

ガイドラインは自販連、JUのほか、全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合、日本自動車査定協会、日本自動車購入協会、日本オートオークション協議会、全国オートバイ協同組合連合会、中古二輪自動車流通協会、日本二輪車オークション協会がまとめた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集