フェラーリが役員報酬を寄付、オンライン授業導入支援などに…新型コロナウイルス

フェラーリが役員報酬を寄付しオンライン授業の導入などを支援
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フェラーリ(Ferrari)は4月20日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による危機に対して、会長とCEOを含めた役員の年間報酬の全額または一部を寄付すると発表した。

フェラーリは、役員の年間報酬の全額または一部を寄付することにより、総額およそ200万ユーロの基金を設立する。この基金には、フェラーリの会長とCEO、取締役が2020年4月から12月末までに受け取る報酬の全額を寄付。また、上級マネジメント職が、同期間の給与の25%を寄付することにより、設立された。

今回設立された基金は、大きく分けて4つの支援を行う。そのひとつが、新型コロナウイルスの影響で、学校で授業が受けられない子どもの支援だ。フェラーリは、ノートパソコンやタブレット端末、ポータブルモデムを、イタリア国内の小中学校に寄贈する。これにより、オンライン授業の導入を効率的に行う。これらのコンピュータ機器は、新型コロナウイルスの収束後も、小中学校で使用される予定だ。

フェラーリは、今回の取り組みは、この困難で不確実な時にイタリアを支援したいとの連帯の意思を示すもの、としている。

《森脇稔》

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