VWとトヨタ、欧州での生産を一部再開へ…従業員の安全と健康を最優先に

VWは4月20日の週からドイツとスロバキアで生産を再開

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は4月15日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響で生産を休止していたフォルクスワーゲン乗用車ブランドの欧州の工場で、順次生産を再開すると発表した。

まず4月20日の週から、ドイツ・ツヴィッカウとスロバキア・ブラチスラバ工場において、生産を再開する。4月27日の週からは、ドイツ、ポルトガル、スペイン、ロシアなどの他の工場で、生産を再開する予定だ。

その後、5月にかけて南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル、メキシコで順次生産を再開する。サプライチェーンからの部品の供給状況や、ドイツを含めた欧州の政府の要請、新車需要などを考慮しながら、生産を再開していく。

フォルクスワーゲンによると、ドイツ政府と州政府の決定、他の欧州諸国の規制緩和により、段階的に生産を再開するための条件が確立されたという。フォルクスワーゲンは過去3週間にわたって、生産再開に向けて集中的に準備してきた。

フォルクスワーゲンは生産再開にあたって、従業員の健康に対する厳しい保護対策の遵守は、常に最優先事項、としている。

トヨタは4月22日からフランスとポーランドで生産を再開

トヨタ(Toyota)自動車の欧州部門のトヨタモーターヨーロッパは4月15日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響で生産を休止していたフランスのTMMFとポーランドのTMMPの両工場で、徐々に生産を再開すると発表した。

TMMFはコンパクトカーの『ヤリス』の生産拠点であり、TMMPはエンジンとトランスミッションユニットを生産している。 TMMFは、3月17日から操業を停止しており、4月22日から生産を再開する。TMMFの業務と密接に関連しているTMMPは、TMMFの需要に応じて、生産再開に向けて準備している。

TMMFは徐々にペースを上げて生産を再開し、最初は通常の生産能力と比較して、大幅に少ない台数を生産する。この慎重なアプローチは、最優先事項である従業員と関係者の安全と健康を確保するための措置だ。TMMFは、最初の2週間、通常の3シフト制ではなく、1シフトで操業を行う。

欧州の工場の一部で生産を再開するという決定は、各国や地方政府のガイダンスと推奨事項を考慮して行われた。生産の再開にあたって、従業員の健康と安全に重点を置く。

トヨタモーターヨーロッパは、今後も各国や地域の当局の指導に基づき、安全な雇用を通じて社会に貢献していく、としている。

《森脇稔》

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