新型コロナウイルス感染拡大…医師が患者に求めることとは? アンケート結果

2月7日、横浜港
  • 2月7日、横浜港
  • 2月28日、東京・渋谷
  • 新型肺炎が疑われる患者さんに来院前にやってほしいことは何でしょうか?
  • 逆にやってほしくないことは何でしょうか?

医師人材総合サービスを提供するエムステージは、医師向け転職・アルバイト求人サイト「Dr.なび」登録の医師向けに、アンケート調査『新型コロナウイルス感染拡大。かかりつけ医・クリニックが患者に求めることとは?』を実施した。

調査結果によると、新型コロナウイルス感染、新型肺炎罹患が疑われる患者は帰国者・接触者相談センターへ電話相談をすることが前提の上、かかりつけ診療所や病院への来院前には、事前に電話し症状の経過などを相談すること、来院時にはマスクを着用し感染予防をすることなどが求められている。

アンケート項目
●新型肺炎が疑われる患者に来院前にやってほしいこと
●やってほしくないこと
●新型肺炎が疑われる患者の家族へお願いしたいこと
●高齢者、持病(糖尿病、高血圧、心血管疾患)のある患者に気を付けてほしいこと
●病院・診療所であらたに対応を予定していること
●今後の懸念点
●その他、現時点で困ったこと

アンケート結果は以下の通り。199床以下の病院・診療所で働く医師からの回答(61件)をまとめた。

●新型肺炎が疑われる患者に来院前にやってほしいこと……(帰国者・接触者相談センターへの事前相談は前提の上で)来院予定の医療機関へ電話での事前連絡が58%、熱の推移など症状の経過や中国への渡航歴や新型肺炎・新型コロナウイルス感染者との接触の有無など状況をまとめておくことが26%。新型肺炎が疑われる患者さんに来院前にやってほしいことは何でしょうか?

●やってほしくないこと……連絡なしの突然の来院が50%、情報を開示しない(嘘をつく)が14%。症状や所見がないにも関わらず検査を求めること。たとえ症状があっても検査ができる医療機関が限られている。逆にやってほしくないことは何でしょうか?

●新型肺炎が疑われる患者の家族へお願いしたいこと……外出を控えて、同居でもできる限り接触を避ける。衣服や身に着けるものを分ける。自身も検温するなど健康状態に気を付ける。

●高齢者、持病(糖尿病、高血圧、心血管疾患)のある患者に気を付けてほしいこと……手洗いうがい、マスク着用といった感染予防の徹底。処方薬を飲み忘れないようにする。不安になりすぎずストレスをためない。全身症状の悪化などがみられた場合は早めに主治医に相談してほしい。

●病院・診療所であらたに対応を予定していること……手洗い、うがいなど感染予防の徹底。職場関連イベントの中止やイベントへの参加を控えるよう呼びかけ。投薬日数を伸ばすことで来院患者同士の感染を防ぐ。

●今後の懸念点……ウイルスの潜伏期間で無症状の患者が来院することで、院内で医療従事者や他の患者に感染してしまう。電話相談など窓口業務の増加、それに伴う混雑や、そもそもの患者数増加による患者の待ち時間の増加。医療従事者へ感染が広がると、病院機能がまわらなくなる可能性。

●その他、現時点で困ったこと……検査が手軽にできないこと、検査ができる医療機関が限られていることなどを知らずに受診する患者がいる。

2月28日、東京・渋谷アンケート概要 
「新型コロナウイルス感染拡大。かかりつけ医・クリニックが患者に求めることとは?」
集計期間:2020年2月18日(火)~21日(金)
有効回答数:83名
調査まとめ:199床以下病院・診療所に務める医師61名
対象:「Dr.なび」会員医師
方法:インターネット調査
会員医師へのメールマガジンにより回答フォームを送信

《高木啓》

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