GMは2月16日、アジア・オセアニア地域の事業を大幅に縮小すると発表した。
今回の発表では、オーストラリアとニュージーランドにおける販売、開発、エンジニアリング事業を縮小する、とし、2021年までに現地のホールデンブランドを廃止することも発表された。
また、タイのラヨーン工場を、中国の自動車メーカーの長城汽車に売却する。さらに2020年末までに、タイの国内市場からシボレーブランドを撤退させる。
その一方、日本などの規模が大きくない市場では、収益性の高い高級輸入車を販売することで、ニッチブランドとしての存在感を追求していく。GMは現在、日本市場において、キャデラックブランドとシボレーブランドの『コルベット』と『カマロ』を販売しており、日本での2ブランドの展開は継続されることになる。
GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「国際事業を再構築し、適切な戦略を持っている市場に焦点を合わせ、収益を生み出す。とくにEVの分野において、モビリティの将来の成長を促進するグローバル投資を優先していく」と述べている。