FCAの純利益83%増、マニエッティ・マレリ売却の効果 2019年通期決算

FCAのミラフィオーリ工場(イタリア、トリノ)
  • FCAのミラフィオーリ工場(イタリア、トリノ)

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は2月6日、2019年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、2019年通期の売上高は、1081億8700万ユーロ(約13兆0625億円)。前年の1104億1200万ユーロに対して2%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

一方、2019年通期の純利益は、66億3000万ユーロ(約8005億円)。前年の36億3200万ユーロに対して、83%増と大幅な増益を達成している。

大幅な増益となった主な要因が、傘下だった部品大手のマニエッティ・マレリの売却益として、37億6900万ユーロ(約4550億円)を計上したため。

FCAのマイク・マンリーCEOは、「2019年はFCAにとって歴史的な1年。財務体質を大幅に強化し、主要な製品投資に取り組み、PSAグループとの経営統合契約を締結した」と述べている。

《森脇稔》

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