川崎重工業は、欧州子会社がイタリアの高級二輪車を製造・販売するビモータの再生を支援すると発表した。
ビモータは、1972年に最初の二輪車を製造・販売して以来、独創性とこだわりの二輪車づくりが世界中のファンから支持されている高級二輪車ブランドだが、経営が悪化していた。
川崎重工は欧州のカワサキ・モータース・ヨーロッパが今春、ビモータを再生するため、イタリアに「イタリアン・モーターサイクル・インベストメント」(IMI)を設立した。ビモータは今後、IMIに出資する。
IMIは社名を「(新)ビモータ」に変更して「TESI」(テージ)の生みの親であるピエルイジ・マルコーニ氏が中心となってビモータブランドの二輪車の開発から製造、販売まで行う。
川崎重工グループは、エンジンなどの主要コンポーネンツを供給してビモータブランドの再生をサポートする。
イタリアで開催されている「2019EICMAショー」に、マルコーニ氏と川崎重のコラボとなる新しいビモータブランドのコンセプトマシンを参考出品する。