駐車場予約アプリのakippaと全国空き家バンク推進機構(ZAB)は8月27日、空き家・空き地を活用した地方の駐車場不足および地域の社会的課題の解決推進を目的に連携協定を締結したと発表した。
ZABは、2017年6月に設立された、空き家・空き地・空きビル・空きスペース・廃校等の利活用を通じた地方創生に取り組む団体。地方自治体と民間企業をつなぎ、さまざまな新しい取り組みを行っている。
政府の調査データによると、国内の空き家の割合は13.6%、846万戸と過去最高を記録。また空き地率も同様に増加傾向にあり、相続・贈与などで家・土地を引き継いだものの使われていない資産が多くある。今回、akippaは全国の空き家・空き地問題に取り組むZABと連携。これら遊休資産を活用し、地方の観光地周辺など、駐車場不足が生じているエリアを中心に課題解決に取り組んでいく。
両者はまず、プロジェクト「応援村 OUEN-MURA」の駐車場問題に共同で取り組む。応援村は東京2020大会の期間中、東京以外の地域でも、日常生活の延長の中で応援できるプラットフォーム施設。地域の飲食・物販・スポーツ体験・VRなど、住民および観光客に対するおもてなしを提供する。国内外から地方を訪れる観光客の増加が見込まれており、akippaはその際に予想される応援村の駐車場問題、渋滞問題対策に取り組む。