日田焼きそばを楽しんでひとっ風呂浴びる…想夫恋とうめひびき 国道212号奥日田

国道212号線沿い、道の駅水辺の郷おおやまの桜は、まさにこれから見ごろといった風情だ。
  • 国道212号線沿い、道の駅水辺の郷おおやまの桜は、まさにこれから見ごろといった風情だ。
  • 水辺の郷のとなりには、日田焼きそばの有名店「想夫恋 大山店」がある。
  • 麺をゆでてそれを炒める日田焼きそばは、表面の香ばしさ加え、中のもちっとした食感が特徴だ。
  • いままでは何となくご飯を頼んだことがなかったが、特製ソースで香ばしく仕上がった焼きそばに、生卵でまろやかさが加わり、ごはんとの相性は抜群だ。
  • 窓辺からも桜が見える。
  • こちらの想夫恋大山店は、人気マンガ「進撃の巨人」の作者諌山創さんがかつてアルバイトしていたとのこと。お店の方に頼んで写真を撮らせていただいた。
  • 日田街道は木材を運ぶ大型トラックの往来が頻繁だ。しかしこれでこそ九州の山間という風情を感じさせる光景でもある。
  • 「うめひびき」は水辺の郷からすぐの場所にある。

大分県日田市の中心から国道212号で大分、阿蘇方面に進んだ、奥日田と呼ばれるあたりでも、桜が見ごろを迎えている。212号は昔の日田街道。モータースポーツファンの中には、オートポリスでの観戦に福岡・久留米方面との往復で通る人がいるだろう。

筆者はランチに、日田市の中心部から212号をオートポリスの方へしばらく車を進めたところにある、「想夫恋」(そうふれん)大山店に入ることにした。想夫恋は日田焼きそばで有名なチェーン店で、本店は日田の市街にある。

日田焼きそば一度茹でた麺を焼くスタイルが特徴で、独特の食感と風味が楽しめる。ランチとなると、この焼きそばにライスがつくセットが人気で、私が店にいた時も、地元の人と思しき来店客のほとんどがこれを頼む。しかも生卵を落としている。私もそれにならって試してみることにした。ソースは濃い目でしっかりと焼きを入れてあって、香ばしい麺が生卵を落とすとマイルドになる。これ以外の選択肢はない思うほど、ライスとの相性もいい。

窓からは大山川沿いに、八分咲きの桜を愛でることができる。ちなみにこの店、店内にもサインが貼ってあるように、人気マンガ『進撃の巨人』の作者、諌山創がアルバイトをしていた店なのだそうだ。

温泉は日田を中心にあり、天ヶ瀬、杖立、黒川、小国と、近隣にもある。奥日田エリアで、ドライブのついでに立ち寄るのなら、「うめひびき」がいい。先に紹介した想夫恋大山店からは212号をオートポリスの方へ1kmほど入ったところにある。

212号から大山川をはさんで反対側の響渓谷は、むき出しの岩の力強い姿が印象的で、その場所を場所にうめひびきはある。付近は梅の名所でもある。うめひびき宿泊施設だが、11時から15時の間は日帰り入浴ができる。低張性単純泉はゆっくり入っても湯あたりの心配が少なく、ドライブの途中での立ち寄りにも優しいお湯だ。

大分自動車道も開通しクルマでのアクセスが便利な日田だが、少し足を延ばして、奥日田でリフレッシュしてみてはいかがだろうか。

《中込健太郎》

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