パイオニア、最終赤字106億円に拡大 2018年4-12月期決算

パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
  • パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
  • CES2019に出展したパイオニアのブース

パイオニアは2月14日、2018年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。最終赤字は前年同期の55億0500万円から106億8600万円に拡大した。

売上高は、カーエレクトロニクスが為替の影響もあり減少したことや、主にホームAVの減少によりその他も減少したことから、前年同期比3.7%減の2608億5500万円となった。

営業損益は、販売費および一般管理費は減少したが、減収に加え、OEM事業における減価償却費の増加や為替の影響などにより原価率が悪化したことから、前年同期の21億1200万円の利益から33億5000万円の損失となった。経常損失も前年同期の21億6500万円から46億7500万円へ拡大。

最終損益は、子会社株式等の譲渡による事業譲渡益41億3000万円を計上したものの、営業損益の悪化に加え、当期に特許訴訟関連損失20億6100万円や、競争法関連損失13億2300万円を計上したことなどにより、106億8600万円の赤字となった。

通期業績見通しについては、売上高3500億円、営業損失50億円、前回スポンサー支援協議中で未定としていた最終損益については130億円の赤字とした。

なお、パイオニアは香港の投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの完全子会社化となることが決定しており、3月に上場廃止となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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