ボーイング、「空飛ぶクルマ」の飛行試験に成功…自動、電動、垂直離着陸[動画]

ボーイングの個人用自動飛行航空機
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ボーイングは1月22日、「空飛ぶクルマ」として開発している個人用自動飛行航空機の初飛行試験に成功した。

マナサス(バージニア州)で実施した飛行試験では、電動垂直離着陸機(eVTOL)が垂直離陸し、そのままの状態で空中に浮揚し、垂直着陸した。機体の自律機能と地上制御システムの性能も確認した。

今回、飛行試験を行った機体は、ボーイング子会社であるオーロラ・フライト・サイエンシズが設計・開発、全長9.14m、全幅8.53m、航続は80km。

都市間における空の革新的な移動手段を提唱するボーイングの新しい部署ボーイング・ネクストは、オーロラを活用して、新しいオンデマンド型の空の輸送手段の実現を目指している。同社では安全性と信頼性を確立するため、引き続き電動垂直離着陸機の飛行試験を実施していく。

今後の飛行試験では、垂直離陸から前進飛行への移行、さらには固定翼を使った前進飛行を実施する予定。

電動有人試験機は長さ9.14メートル、幅8.53メートルで、効率的な浮揚と前進飛行を実現するため、推進システムと翼を機体に統合した。電動有人機のほか、ボーイング・ネクストのポートフォリオには、電動無人貨物機もある。最大で227kgまでの貨物を運ぶことができる電動無人貨物機は2018年、屋内の初飛行試験を完了した。今年、屋外での飛行試験を予定している。

《レスポンス編集部》

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