アルプス電気とアルパインが経営統合、競争力強化でクルマの電動化に対応

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アルプス電気は、12月5日に開催されたアルパインの臨時株主総会にて、両社の経営統合が承認されたと発表した。

アルプス電気は株式交換によりアルパインの全株を取得。2019年1月1日付けでアルプス電気は商号を「アルプスアルパイン株式会社」に変更し、両社は経営統合により持株会社体制に移行する。

アルプス電気は、スイッチ、センサー、チューナー、光関連部品など、各種電子部品の開発・製造・販売を手がける大手メーカー。一方、アルパインは1967年、アルプス電気と米国モトローラ社の合弁会社アルプスモトローラとして設立。1978年に社名をアルパインに変更、アルプス電気の100%子会社となり、カーAVをメインに生産・販売を続けている。

近年、クルマの電装化が進展する中で、車載事業における両社の事業領域が近接し、協業の必要性も高まっていた。しかし両社は独立した上場企業であり、開発・製造・販売面での相互協力や知的財産権・ライセンス・ノウハウ等の共有で事業運営上の制約が多かった。今回の経営統合により、その制約を払拭し、人材や技術、ノウハウを相互に活用し、競争力強化を図る。

《纐纈敏也@DAYS》

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