VW、旧型ディーゼル車の代替にインセンティブ…ドイツでの乗り入れ禁止に対応

フォルクスワーゲン e-ゴルフ
  • フォルクスワーゲン e-ゴルフ
  • フォルクスワーゲン e-ゴルフ
  • フォルクスワーゲン e-ゴルフ

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月18日、欧州市場で旧型ディーゼル車から、電動パワートレイン車を含めた最新モデルに乗り換える顧客を対象にした新たなインセンティブを発表した。

フォルクスワーゲングループは排ガス案件以来、パワートレインの電動化の「e-モビリティ」を、戦略の柱に位置付けてきた。電動パワートレイン車の普及を図る一環として、欧州でインセンティブを導入し、成果を上げてきた。

今回発表された新たなインセンティブは、ユーロ1からユーロ4の旧型ディーゼル車を保有する顧客が対象。ドイツでフォルクスワーゲンの最新モデルに代替する顧客に、最大で8000ユーロ(約100万円)のインセンティブを支給する。さらにドイツ国内の大気汚染が深刻な14都市に在住し、ユーロ4からユーロ5のディーゼル車を保有する顧客には、現在の車両の下取り価格に加えて、最大で7000ユーロ(約90万円)の代替支援金を上乗せする。

ドイツでは一部の都市で、大気汚染を理由にディーゼル車の乗り入れを禁止する動きが出ている。フォルクスワーゲングループの今回のインセンティブは、ディーゼル車の乗り入れ禁止への対応となる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集