ショートカット横断の女性、前方不注視のクルマにはねられ死亡

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横断歩道や信号機の設置されてない道路を横断していた女性に対し、右方向から交差進行してきたクルマが衝突する事故が起きた。クルマは約20m離れた交差点を右折して現場の道路へ進入しており、はねられた女性は死亡している。

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2日午前9時45分ごろ、岩手県奥州市内の市道で、徒歩で横断していた女性に対し、右方向から交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

岩手県警・奥州署によると、現場は奥州市水沢川原小路付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。66歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、約20m離れた交差点を右折し、右方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は弾き飛ばされて全身を強打。近くの病院へ収容されたが、骨折に伴う出血性ショックが原因で約12時間後に死亡した。クルマを運転していた72歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い区間。事故を起こしたクルマが右折してきた交差点には横断歩道が設置されていた。警察では歩行者側のショートカット横断と、クルマ側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こしたクルマが直前に右折してきた交差点には横断歩道があり、死亡した女性は遠回りを嫌って道路をショートカット横断していたとみられる。クルマ側も右折した直後の安全確認に怠りがあったことで、横断者に衝突したとみられており、双方に過失(安全確認の怠り)が生じていたようだ。

《石田真一》

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