共通の趣味を楽しむ…クラシックカーイベント、第29回マロニエランin日光開催

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フィアット500(第29回マロニエランin日光)
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4月21日から22日にかけて、第29回マロニエランin日光が開催されている。主催はマロニエラン実行委員会。

1989年に第1回が開催されてから、はや29年。日本国内においてもっとも古いクラシックカーイベントのひとつが、このマロニエランin日光だ。ほかにも四半世紀を超えるイベントはいくつかあるのだが、初回からの皆勤賞が複数名いるのはこのイベントのほかにはあるまい。

21日、日光霧降アイスアリーナ(栃木県日光市)に集合した参加車は約40台。戦前から1990年代のスポーツカーまでバラエティに富む顔ぶれだ。そのほとんどが常連のエントラントで、あちらこちらで談笑が始まるのだが、初参加の方々も自然とその輪の中に入り、楽し気にしていたのは印象的であった。クルマ趣味を通すと、老若男女関係なく長年の友人同士のようになるのだろう。

ある年は雪に見舞われたりと、場所柄この時期は寒いものだが、今年は暖かな(というより暑い)日差しの中、エントラントは午前中はアイスアリーナ駐車場でジムカーナを楽しんだ後、大笹牧場までツーリング。いったん明治の森まで戻り美味しい昼食を楽しんだ後は、日光いろは坂を上り切り中禅寺湖湖畔でタイム計測。その後、湯本経由で宿泊場所となる中禅寺金谷ホテル(栃木県日光市)に到着するスケジュールだ。

これは少なくともここ10年ほとんど変わることはない。ある参加者は「この変らなさがいいんですよ」と笑う。何回か欠席をして、久しぶりに参加しても、その内容も顔ぶれもほとんど変わらない、それが安心感につながるのだという。

夜はこれも恒例となったパーティだ。少しだけお洒落をして中禅寺金谷ホテルが用意した美味しい食事に舌鼓を打ちながら、会話を楽しむ。これは第1回から続くもので、単にクルマだけを楽しむのではなく、それを介して会話や食事、つまり、その時間を楽しむというのがこのマロニエランin日光の魅力でもあるのだ。

翌22日は中禅寺金谷ホテル前にてコンクール・デレガンスを行いお昼で解散となる予定だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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