コンチネンタルは4月12日、最新の先進運転支援システム(ADAS)を開発した、と発表した。
この先進運転支援システムは、雨の日の高速走行時に起きやすい「ハイドロプレーニング」現象に対応するもの。ハイドロプレーニング現象は、自動車のタイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑る状態に陥って、ステアリングやブレーキが効かなくなる現象を指す。
今回、コンチネンタルが開発したシステムでは、車両側面に装着されたカメラからの信号とタイヤの電子センサーを利用して、初期のハイドロプレーニング現象を検出。ドライバーに警告を発する。
コンチネンタルによると、ドライバーにタイヤの下で何が起こっているかを認識させることにより、ドライバーはハイドロプレーニング現象が本格化する前に、適切に対応することが可能になるという。
さらに、V2X(車車間/路車間)テクノロジーと「eHorizon」による早期の通信により、同じ道路を走行中の他の車両に、ハイドロプレーニング現象が起きやすい場所を知らせることも可能、としている。