清掃ボランティアの高齢男性をひき逃げ、逮捕の男は酒気帯び状態

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道路の清掃ボランティアを行っていた高齢男性が軽トラックにひき逃げされて死亡する事件が起きた。警察は防犯カメラ映像で車両を特定し、運転していた男を逮捕している。

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8日午前6時20分ごろ、東京都江戸川区内の区道で、道路の清掃を行っていた高齢男性がクルマにはねられる事故が起きた。男性は死亡したが、クルマは逃走。警察は後に運転者の男を逮捕した。酒気帯び状態だったとみられる。

警視庁・小松川署によると、現場は江戸川区東瑞江付近で片側1車線の直線区間。近くに横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。78歳の男性は道路の清掃を行っていたところ、進行してきたクルマにはねられたものとみられる。

衝突音を聞きつけて外に出てきた近隣の住人が路上に倒れていた男性を発見して警察へ通報。男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。事故の状況から、警察はひき逃げされたものとみて捜査を開始。周辺に設置されていた防犯カメラ映像から容疑車両となった軽トラックを割り出し、千葉県市川市内に在住する39歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

警察の聴取に対して男は「酒に酔っていたのでよく覚えていない」などと供述しており、警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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逮捕された男は「酒に酔っていたのでよく覚えていない」と供述しているようだが、記憶に残らないレベルで酒に酔い、その状態でクルマを運転していたとしたならば、これは「危険極まりない」ということになる。「事故を起こしたことすら認識していない」という言い訳のようだが、実際はどうなのだろうか。

《石田真一》

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