積雪路面を夏タイヤで走行、正面衝突事故で軽乗用車の運転者が死亡

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急速に発達した低気圧の影響により、22日の関東地方では大雪となった。雪が積もる道路を夏タイヤのまま走行していたクルマが正面衝突事故を起こしている。

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22日午後6時40分ごろ、茨城県行方市内の国道355号を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。対向してきたトラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が収容先の病院で死亡している。

茨城県警・行方署によると、現場は行方市沖洲付近で片側1車線の緩やかなカーブ。軽乗用車は左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきたトラックと正面衝突した。

衝突によって軽乗用車は中破。運転していた千葉県酒々井町内に在住し、台湾籍を持つ52歳の女性は近くの病院へ収容されたが、胸部強打などが原因で約4時間後に死亡。トラックを運転していた小美玉市内に在住する35歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

事故当時、路面にはシャーベット状の雪が積もっていたが、双方の車両とも夏タイヤのままで走行していたという。警察では凍結路面でスリップした可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故が起きた時間帯、現場付近ではシャーベット状の雪が積もりつつある状態にあった。双方の車両とも夏タイヤのまま。タイヤへのチェーン装着もしておらず、スリップの可能性を軽視していたことが事故につながったものとみられる。

《石田真一》

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