路側帯を歩くとき、対向してくる車両そのものには注意したとしても、その車両のドアが突然開いて、しかもそれが当たることなんて考えもしないだろう。その「まさか」による事故が発生し、歩行者が重傷を負っている。
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16日午後2時30分ごろ、大阪府東大阪市内の府道で路側帯を歩いていた男性に対し、対向してきたトラックの荷台ドアが衝突する事故が起きた。男性は重傷を負ったが、トラックはそのまま逃走している。
大阪府警・河内署によると、現場は東大阪市東鴻池町5丁目付近で片側1車線の直線区間。歩道は設置されていない。75歳の男性は道路右側の路側帯を歩いていたところ、対向してきたトラックの後部荷台ドアと衝突した。
男性はそのまま転倒。近くの病院へ収容されたが、頭部骨折などの重傷を負った。トラックはそのまま逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始している。
警察では周辺に設置された防犯カメラ映像を分析して車両の特定を急いでいるが、ドアのロックが適切に行われていなかった可能性が高く、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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警察はすでにいくつかの防犯カメラ映像を入手しているようだが、そこには荷台ドアをばたつかせながら走る様子も映し出されており、このために「ドアが適切にロックされていなかった」という可能性が考えられているようだ。