四輪の市販車部門で5連覇を狙っているトヨタ車体(TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY)も、波乱のなかで前年ウイナーのクリスチャン・ラヴィエル車を欠く展開に。チームのV5はドライバーとしての自身初優勝を目指す三浦昂(あきら)の双肩にかかることとなった。三浦は市販車部門1位で前半を終えている。
二輪でも昨年の総合優勝者であるサム・サンダーランド(KTM)が負傷して既に戦線離脱と、荒れ模様。前半戦をトップで終えたのはホンダ(MONSTER ENERGY HONDA TEAM)のケビン・ベナバイズだった。しかしトップ3をホンダ、ヤマハ、KTMが分け合っており、しかも差は4分以内。トップ5が10分以内、トップ10でも30分以内という差なので、まだ全く予断を許さない状況といえるだろう。