トヨタの求人広告ふたたび---hogehoge社のエンジニアさん、見ましたか?

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東京メトロ妙典駅
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記者が愛用する東京メトロ東西線。その妙典駅(千葉県市川市)のホームにトヨタ自動車の求人広告が掲示された。曰く「妙典にお住いのエンジニアの方」「hogehoge社のエンジニアを探してます」。夏にJR南武線(川崎市など)の駅に掲示されたものと同様の趣旨だ。

JR南武線沿線にはIT系企業やメーカーが多く立地しており、トヨタが自動運転・コネクティッド関連の技術者を本気で引き抜きにかかった、と、ちょっとした話題となった。しかし、ここ妙典は“千葉都民”が多く住む住宅地でメーカーの事業所はない。

トヨタによると今回の求人キャンペーンは20日まで展開しており、主なところでは東京メトロ六本木駅、JR海浜幕張駅、JR大阪駅、近鉄けいはんな線の駅などにポスターを掲出、奈良交通バスの車内には中吊り広告を掲出しているという。

掲出場所の選定については、特定のメーカーをターゲットにしたのではなく、利用者の多い場所を選んだという。JR大阪駅は文句なしだが、六本木や海浜幕張は業界イベントで最寄り施設を利用する人が多そうだし、けいはんな線や奈良交通バスの沿線には関西文化学術研究都市があるので、エンジニアというくくりでも利用は多いだろう。

そう考えるとやはり妙典は異質だ。メーカーがマンションの部屋を借り上げて社宅にしている例はあるかもしれないが、多くはないだろう。東西線の利用者数は日本有数で、妙典駅からは始発列車があってホームに滞留する人が多いのは事実だ。そして多数の企業が立ち並ぶ都心を通過する。妙典駅のポスターは10月末~11月初の約2週間、東京モーターショーの開催とほぼ同時期に掲載された。

《高木啓》

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