フランスの自動車大手、PSAグループは10月25日、2017年1~9月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は242万2900台。前年同期比は8.9%増だった。
世界最大の新車市場、中国は減速。2017年1~9月は東南アジアと合わせて、24万2000台にとどまった。前年同期比は42.7%減と、大幅なマイナス。小型車に対する減税が、縮小された影響を受ける。
一方、欧州の2017年1~9月実績は、回復傾向にある。PSAグループの1~9月の欧州新車販売は、157万6800台。前年同期比は10.7%増と、2桁増を達成する。
また南米は、前年同期比11.3%増の14万8800台と回復。インド太平洋地域も、前年同期比14.3%増の1万6600台と回復する。中東とアフリカは、42万8400台。前年同期比は91.8%増と、大きく伸びる。
PSAグループの2016年世界販売は、314万6382台。前年比は5.8%増と、3年連続で前年実績を上回っている。