衝突事故は道路脇での野焼きが原因、高齢の男を書類送検

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今年4月に岩手県遠野市内の国道340号で発生した乗用車同士の衝突事故について、岩手県警は18日、近くで行われた野焼きで生じた煙による視界不良が原因と判断し、野焼きを行った高齢の男を道路交通法違反容疑で書類送検した。

岩手県警・遠野署によると、問題の事故は2017年4月4日の午後4時45分ごろ発生している。遠野市土淵町付近の市道(片側1車線の緩やかなカーブ)を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱し、対向してきた別の乗用車と正面衝突。逸脱側の2人が死傷、順走側の運転者も重傷を負った。

逸脱側の運転者は「道路脇で発生していた煙で前が見えなかった」と供述。事故当時は現場近くの斜面で近くに住む78歳の男が野焼きを行っており、これによって生じて煙が道路に流れ込んだことで視界を悪化させ、交通に支障を与えて衝突事故につながったと警察は判断。男を道路交通法違反容疑で書類送検した。

これまでの聴取で男は「煙が道路に方向へ流れ込んでいたことはわかっていたが、それが原因で事故につながる認識は無かった」などと供述しているようだ。警察は男の起訴を求める「厳重処分」の意見も付けている。

《石田真一》

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