三菱ケミカル、イタリアのCFRP製自動車部品メーカーに資本参加

自動車 ビジネス 企業動向

三菱レイヨンの炭素繊維材料を骨格に採用した新型プリウスPHVのCFRP製バックドア
  • 三菱レイヨンの炭素繊維材料を骨格に採用した新型プリウスPHVのCFRP製バックドア
三菱ケミカルは、欧米市場での炭素繊維事業の拡大を図るため、イタリアの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)自動車部品製造販売会社であるCPCに資本参加すると発表した。三菱ケミカルのドイツ子会社がCPCの創業者から株式の44%を取得した。

自動車市場では燃費規制やCO2排出規制の強化を背景に車体軽量化ニーズが高まっており、軽さと高い強度を併せ持つCFRPを自動車部材に採用する動きが加速している。三菱ケミカルは炭素繊維事業に注力しており、特に最大の成長が見込まれる自動車用途では部材の設計から生産までのバリューチェーンで最適なソリューションを提供する炭素繊維複合材料メーカーのトップポジションを構築するため事業展開を図っている。

今回、資本参加するCPCは自動車部材の設計技術に加え、炭素繊維複合材料の成形技術、アルミ鋳造部品や炭素繊維複合材部品の金型を設計・製造する技術やノウハウも保有する自動車部品製造販売会社。また、世界最大規模の複合材料専用プレス設備を保有しており、大型部材を開発・成形することが可能。

三菱ケミカルは、CPCが持つ部材設計力、成形技術力、開発提案力、欧米自動車メーカーとの深い関係を活用することで、炭素繊維複合材料の自動車部材への採用をさらに加速させることを狙う。今後、CPCへの追加出資も検討していく。
《レスポンス編集部》

編集部おすすめのニュース

特集