【危機管理産業展2017】熊本地震でも被害なし、新たな発泡スチロール製住宅をアピール…ジャパンドームハウス

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ジャパンドームハウスが開発した「防災セーフティハウス」
  • ジャパンドームハウスが開発した「防災セーフティハウス」
  • ジャパンドームハウスが開発した「防災セーフティハウス」
  • 防災セーフティハウスの内部
発泡スチロールを聞くと、軽くて、壊れやすいというイメージが強い。そんな素材を住宅に活用したのがジャパンドームハウス(本社・石川県加賀市)だ。しかし、その発泡スチロールは耐久性の高い特殊なもので、2016年4月の熊本地震にも耐え抜いた。

「熊本地震では、450棟の宿泊コテージタイプのドームハウスが建っている阿蘇ファームランドも被災しました。敷地内の道路は地割れをして、付近の山が崖崩れもしましたが、ドームハウス自体は全くの無傷で、人的被害もありませんでした」と同社関係者は話す。

考えてみれば、通常の木造住宅より潰れにくいのかもしれない。なにしろ、木造住宅の場合は、屋根が重たく、その重さに耐えられずに潰れてしまうケースがほとんどだったが、発泡スチロール製の住宅は屋根が非常に軽く、地震の揺れに耐えさえすれば、潰れることはないわけだ。

同社はそんな特殊発泡スチロールの特長を活かして、防災に特化した新たな住宅を販売する。それは「防災セーフティハウス」と名づけたもので、クルマ1台分程度の平らなスペースがあれば、どこでも簡単に設置できる。現地での組立工事は不要で、完成品をトラックでそのまま運んで設置するだけ。もちろん、地面に固定する工事や配管、配線の工事は必要だ。

室内は一段高くなっていて、水が浸入しづらい構造になっている。また、床下は収納スペースになっていて、水や非常食をはじめ、非常時に役立つグッズをたくさん保管できる。そのほか、天窓やトイレ、シャワー、ソファベッド、キッチン、冷蔵庫など日常生活に必要なものも完備してある。色もイエロー、ブルー、ピンク、アイボリー、グリーン、ブラウンの6色から選べるようになっている。

「断熱性や耐火性もありますが、これからいろいろな意見を聞いて改良を続けていこうと考えています。現在、多くの問い合わせをいただいています」と同社関係者。今後は防災に限らず、さまざまな用途に応じた発泡スチロール住宅をつくっていく計画だ。すでに、植物工場用ハウスや倉庫、居酒屋としても使われているそうだ。

(危機管理産業展2017、10月11~13日、東京ビッグサイト)
《山田清志》

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