オートリブとアディエント、将来の自動運転車のシート開発で提携

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オートリブとアディエントが共同開発する自動運転車用シートのイメージ
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スウェーデンに本拠を置き、自動運転技術などを手がけるオートリブと米国の自動車シート大手、アディエントは9月12日、将来の自動運転車のシート開発において、提携を結ぶと発表した。

将来、自動運転車が普及し、ドライバーが運転以外のことに多くの時間を費やすようになると、車のインテリアは、現在よりも重要な役割を果たすことが見込まれる。たとえば、移動中の車内はリラックスしたり、仕事をしたり、社交の場にもなり得る。同時に、自動運転車には、全く新しい安全性と快適性の問題が生じる。

自動運転車でも、依然としてシートベルト、プリテンショナー、バックルなどが事故の際の主な制御手段になることに変わりはない。今回のオートリブとアディエントの提携では、オートリブのセーフティコンポーネントを将来の車の従来とは異なるシートの配置に最適に統合すること、シート取り付け型のエアバッグシステムとユーロNCAP向けの新しいファーサイドシステムを強化すること、の2点を重視していく。これらのソリューションの顧客への提供は、2018年下半期以降を予定。

今後、両社は、未来の車の安全性、快適性、利便性を強化するために、高度に統合されたソリューションの共同開発などを予定。旅行や通勤方法、場所に関わらず人の安全を守るために必要であれば、両社は自動車以外の用途への拡大も潜在的価値として検討していく。

《森脇稔》

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