【アウディ RS5 新型】ビッグクワトロの系譜を受け継ぐ新モデル

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アウディ RS5
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アウディジャパンは8月4日から6日まで開催されているオートモビルカウンシル2017(千葉県幕張メッセ)において、『RS5クーペ』を日本市場向けに発表した。価格は1257万円で、今秋より発売が予定されている。

アウディジャパンのオートモビルカウンシルのテーマは“アウディクワトロ”とし、本国のヒストリックカー部門の“アウディトラディション”から『クワトロS1』と、日本に現存する『スポーツクワトロ』、そしてそのもととなる初代『クワトロ』(通称ビッグクワトロ)を展示。あわせてRS5クーペが発表されたのだ。

このRS5について、同社代表取締役社長の斎藤徹氏は、「37年前に登場したアウディクワトロから連綿と継承されている、アウディのモータースポーツの技術を受け継ぐモデルだ」と位置付ける。

アウディは2012年からDTMにおいて『A4』に代えてRS5にて参戦しており、この新型のRS5ベースのレーシングカーも今年からDTMに投入されているのだ。

今回発表されたRS5は、アウディのハイエンドスポーツモデルを手掛けるアウディスポーツが開発し、パワートレインは先代の4.2リットルV8DOHCに対して、ツインターボを備えた新開発の2.9リットルV6エンジンを搭載。最高出力450ps、最大トルク600Nmを発揮する。

8速のティプトロニックトランスミッションとクワトロのフルタイム4WDシステムとを組み合わせることで、「大パワーを確実に路面に伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現している」という。因みに0-100km/hの発進加速は3.9秒、最高速は280Km/hだ。

その一方でアウディ独自の燃焼方式であるBサイクルを採用することで、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)で100km走行あたり8.7リットル(11.5km/リットル)を実現している。

アウディは昨年よりアウディスポーツのアンブレラのもとで、『R8』やRSモデルレンジの拡充を図っており、今年は日本でも「R8スパイダー」と『TTRS』をすでに発売している。それに続きRS5クーペ、『RS3セダン』、「RS3スポーツバック」(いずれも発表済)を年内に市場導入する予定だ。

斎藤氏は、「アウディスポーツモデルを今後日本で更に拡販していくうえでも、そのルーツともいえるアウディクワトロとともに、RS5クーペを日本で紹介できることを嬉しく思う」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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