欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月27日、2017年第2四半期(4~6月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は279億2500万ユーロ(約3兆6245億円)。前年同期の278億9300万ユーロに対して、0.1%増と微増ながらプラスに転じた。
また、第2四半期の純利益は、11億5500万ユーロ(約1500億円)。前年同期の3億2100万ユーロに対して、およそ3.6倍と、大幅な増益を果たした。
大幅な増益となったのは、フィアットの地元の欧州や、フィアットが高いシェアを持つ南米での新車販売が好調だったのが大きい。また、収益性の高い傘下の高級車ブランド、マセラティの販売も伸びた。
FCAは2014‐2018ビジネスプランにおいて、2018年までに世界新車販売台数を700万台へ引き上げる目標を掲げている。