「警察に言わないで」と被害者に口止め依頼した男をひき逃げで逮捕

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今月7日に愛知県春日井市内の国道19号で発生した重傷ひき逃げ事件について、愛知県警は10日、岐阜県中津川市内に在住する男をひき逃げ容疑で逮捕した。無免許運転の発覚を恐れ、被害者に口止めを依頼していたという。

愛知県警・春日井署によると、問題の事故は2017年7月7日の午後7時30分ごろ発生している。春日井市坂下町付近の国道19号側道で、道路左側の路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行し、道路沿いの駐車場に入ろうと左折してきた軽乗用車が衝突。自転車は転倒し、乗っていた15歳の男子高校生が顔面を強打。前歯を折るなどの重傷を負った。

クルマを運転していた中年の男は高校生に対して「大丈夫かい?」などと声を掛けたが、「急いでいるから警察に言わないでくれ」と口止めを依頼してそのまま逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場周辺に設置された防犯カメラ映像の分析を進めたところ、岐阜県中津川市内に在住する43歳の男が捜査線上に浮上。任意で事情を聞いていたが、容疑への関与を認めたことから10日までに自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察では男が無免許運転の発覚を逃れようとしたとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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