5月31日午後5時10分ごろ、北海道札幌市東区内の市道で、徒歩で道路を横断していた男児に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故か起きた。男児は意識不明の重体。警察はクルマの運転者を逮捕している。
北海道警・札幌東署によると、現場は札幌市東区北26条東21丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道や信号機は設置されていないが、約50m離れた別の交差点にはこれらが設置されている。5-6歳とみられる男児は道路を横断しようとしていたが、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。
男児はクルマの下敷きとなって全身を強打。近くの病院へ収容されたが、意識不明の重体となった。クルマを運転していた58歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。
聴取に対して男は「前をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。警察では負傷した男児の身元確認を急ぐとともに、クルマ側の前方不注視と、男児の飛び出しが事故につながった可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。