29日午後9時10分ごろ、福岡県大牟田市内の国道389号で、交差点を右折してきた乗用車と対向車線側を直進してきたバイクが衝突。バイクの運転者は路上へ投げ出された際に後続車にもはねられ、収容先の病院で死亡した。後続車はそのまま逃走している。
福岡県警・大牟田署によると、現場は大牟田市白金町付近で片側2車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。乗用車は交差点を右折しようとしていたところ、対向車線側を直進してきたバイクと衝突。バイクは衝突の弾みで転倒し、路上に投げ出された運転者の男性は後続車にもはねられた。
男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約3時間後に死亡した。所持品などから熊本県荒尾市内に在住する28歳の男性と判明している。最初に衝突した右折車を運転していた大牟田市内に在住する52歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いているが、後続車はそのまま逃走しており、死亡ひき逃げ事件としても捜査を開始している。
現場は交通量の多い交差点。警察では周辺に設置された防犯カメラ映像の分析を進めるなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。