世界的ネットワークを生かす…「フェデックス トレード ネットワークス」日本法人開設

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アジア地域で19番目となる日本法人を開設したFedEx Trade Networks
  • アジア地域で19番目となる日本法人を開設したFedEx Trade Networks
  • 「複雑な国際貨物輸送をシンプルにするお手伝いができれば」と語る副社長兼最高執行責任者(COO)のウド・ラング(Udo Lange)氏。

国際貨物のフェデックス コーポレーションの完全子会社で国際フレイトフォワーディング部門「フェデックス トレード ネットワークス」(FedEx Trade Networks)が、東京都千代田区麹町4に日本法人を開設した。

同社は、輸送手段を持たない貨物混載業者で、フレイトフォワーディング、倉庫業務、通関業務などを一括して行っている。得意先は自動車産業、テクノロジー、ヘルスケア、工業製品、小売業界だ。コーポレーション傘下の世界最大の総合航空貨物輸送会社「フェデックス エクスプレス」とは競争しつつも「独立して国際輸送やロジスティクスのニーズに応える最適なソリューションを提供する」(前同)関係にある。

世界29カ国に140を超える拠点を持ち、顧客の規模に合わせた輸送ニーズに対応する包括的な手段を提供することで「世界のGDPの95パーセントをつなぐ」(同社広報担当者)という。日本法人の開設は、アジア地域では香港、シンガポール、中国各地に次いで19番目となる。

フェデックスのグループ各社と連携したサポートの提供や、グローバルネットワークへのアクセスは、同社の大きな強みだ。

副社長兼最高執行責任者(COO)であるウド・ラング(Udo Lange)は、日本法人の開設について、次のように語った。
「フェデックス トレード ネットワークスは、お客様が事業を展開されている市場に拠点を拡大していくことに力を入れる。東京オフィスを通じ日本のお客様に直接サービスをご提供することによって、複雑な国際貨物輸送をシンプルにするお手伝いができればと考えている」

日本法人の正式名称は「FedEx Trade Networks Transport & Brokerage Japan合同会社」。代表は松野静カントリーマネジャー。

《中島みなみ》

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