日暮里・舎人ライナー、またまた増発のダイヤ改正 5月29日

鉄道 行政
夕日を浴びながら隅田川を渡る日暮里・舎人ライナーの列車。5月29日に開業後8回目となるダイヤ改正が行われる。
  • 夕日を浴びながら隅田川を渡る日暮里・舎人ライナーの列車。5月29日に開業後8回目となるダイヤ改正が行われる。
  • このほど営業運転が始まった新型車両の320形。混雑緩和を目的に製造された。
  • 日暮里・舎人ライナーは開業以来、利用者が増加し続けている。

東京都交通局は5月10日、日暮里(東京都荒川区)~見沼代親水公園(足立区)間9.7kmを結ぶ日暮里・舎人ライナーのダイヤ改正を5月29日に行うと発表した。今回も列車の増発を行う。

発表によると、平日の6時台に見沼代親水公園発の列車を1本増発。7時台も同様に見沼代親水公園発の列車を1本増やす。これにより、6~7時台に見沼代親水公園駅を発車する列車の本数は計36本となる。土曜・休日のダイヤは変更しない。

日暮里・舎人ライナーは2008年3月の開業後、計7回のダイヤ改正を実施。2012年と2016年を除き、ほぼ毎年ダイヤ改正を行っている。そのほとんどは利用者の増加に伴う増発で、車両の増備も進められている。5月10日の15時頃から新型車両の320形電車が運行を始めたが、これも老朽化した車両の更新ではなく、混雑緩和を目的とした車両の増備だ。

1日平均の輸送人員は2008年度が約4万9000人だったのに対し、2015年度は約7万6000人に。朝ラッシュ時の混雑率(7時20分~8時20分、赤土小学校前駅から西日暮里駅まで)も2010年度の162%に対し、2015年度は183%まで上昇している。

《草町義和》

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